トヨタ・ヤリスGRMNプロトタイプに試乗 背景はラリー ヴィッツ版日本導入を期待
公開 : 2017.07.20 12:20 更新 : 2021.03.05 18:46
トヨタはヤリスのスポーティ・バージョンを作り、ラリーでも暴れまわるようです。英国編集部のダン・プロッサーが210psのホットハッチをサーキットで試してきました。
ヤリスGRMN 背景はラリー
20年も昔の話、自動車メーカーはこぞっておのおののロードカーたちに泥臭いラリーマシンの一面を被せ、WRCの舞台で戦いを挑んだ。
なにも1990年代から突然ロードゴーイングバージョンを必要とするルールが制定されたわけではなく、ラリーカーはずっと前からロードカーとしてのDNAも持っている。
さて、ヤリス(日本名:ヴィッツ)GRMNは、トヨタがフィンランドの山脈を160km/hで駆け抜けることができるポテンシャルを市販車に詰め込み、作り上げたマシンだ。
一見するとラリーカーっぽくはないし、4駆でないことに加え爆発的なパワーはなく、特別速いというわけではない。
英国に住むわれわれにとってこのような仕様のクルマは、新参者である印象を受ける。それもそのはず、このクルマは数年前から日本で販売されていたものの、ヨーロッパでの販売展開は今回が初めてであるからだ。