トヨタ・ハリアー2017年版 ハイブリッド/2.0ℓターボ試乗 レクサスNXとの棲み分けは?
公開 : 2017.07.28 16:40 更新 : 2021.01.28 18:15
トヨタ・ハリアーが2017年モデルとして生まれ変わりました。ハイブリッドにくわえ、2.0ℓターボが新規追加。このうえにはレクサスNXがあります。健闘するのでしょうか?
■どんなクルマ?
トヨタ・ハリアー これまでの歩み
世界に先駆けて「高級クロスオーバーSUV」という新ジャンルを開拓した、とトヨタが胸をはるエポックメイキングな1台。
「WILD BUT FORMAL(ワイルド・バット・フォーマル)」のキャッチコピーで国内に登場したのはいまから20年前の1997年。海外ではレクサスのバッヂを付け、RX名で販売された。
なにが受けたかって、ようするにカムリのプラットフォームを使って、快適性重視のSUV風乗用車をつくったことにある。ハリアー以前のSUVは、「ワイルド・アンド・ワイルド」で、高級SUVといえどもラダーフレームにリジッドサスペンションが当たり前だった。
4WDファンからすれば、ハリアーのようなクロスオーバーは驚天動地のトンデモないシロモノだったけれど、20世紀の終盤、もはやアメリカだってフロンティアは開拓され尽くしていたのだから、フツーの人にとってはなんの差し支えもなかった。
2013年に発売となった現行3代目ハリアーは、レクサスの主力モデルであり続けているRXとは縁を切り、国内専用モデルとして開発された。