出力2倍の825馬力 フォード・マスタング「サットンCS800」 試乗記
公開 : 2017.08.18 12:40 更新 : 2018.03.27 10:10
■どんな感じ?
CS800 狂った野獣のように豹変
実際に乗りこんでみると、前述のような破壊的なことは起きなかった。
ただ、エアクリーナーボックスとスーパーチャージャーをつなぐカーボンファイバー製のダクトが、コーナリングの撮影中に何度も外れ、その度にエンジンが止まったので、この点はサットンは改善すべきだろう。
しかし想像を超えたメカニカルなトラブルは起きなかった。
魅力的で比較的穏やかな415psのフォード・マスタングGTをベースにしたマスタングCS800だが、サットンの手にかかると、狂った野獣のように豹変する。
ホイップル社のステージ2スーパーチャージャーと大きなスロットルボディ、ハイフロー・インジェクターを組み合わせることで、馬鹿げていると思えるほどの、824psを叩きだす。エンジン内部には手を加えていない。
いったい、これらのパワーアップ、いくら必要なのだろうか?