スバルBRZ(新車) vs TVR T350(中古) どちらが買い? 走りで勝負
公開 : 2017.09.02 11:40 更新 : 2021.02.17 17:44
魅力的な新車スバルBRZと、魅惑の中古TVR T350。これは迷います。ようは覚悟ですね。どちらでクルマ人生をまっとうできるか。興味深いです。
もくじ
ー新車のBRZか中古のTVRか
ーサイズ感、内装の違いを検証
ー内装ディテール 感じる時代
ーキャラクターはTVRが圧倒
ーそろそろ勝者を決めよう
ー2台のスペック比較
新車のBRZか中古のTVRか
この手の話題には終わりがない。2年前の比較では、共に£30,000(427万円)だった510psの中古のジャガーXKRと、269psの新しいプジョーRCZ Rを対決させたが、プジョーが僅差で勝った。
ジャガーも良いクルマだったが、若干劣る部分があったのだ。ダビデとゴリアテの戦いのようなものだ。
今回の主役は、2017年にマイナーチェンジされたばかりの、控えめな出力を持つコンパクトクーペ、スバルBRZだ。その対戦相手は、ピーター・ホイラー時代に生み出されたTVRの傑作、タモーラをベースとする排気音がたくましいT350tだ(T350cはクーペで、T350tはタルガトップとなる)。
僅か500台弱のT350が製造され、中古車として購入できる台数も少ないものの、価格はBRZの新車価格の£26,500(377万円)前後で見つけられる。
T350は前のオーナーがかなり手をかけており、レッドローズ仕様とライトウエイト・スペックを装備し、価格は£32,500(463万円)だった。
因みにレッドローズ仕様とは、ピストンのストロークを伸ばし、標準の3600ccから4000ccに排気量が拡大され、最高出力も355psから385psに向上、加えてブレーキの強化、エキゾーストパイプの変更、ビスカス式のリミテッド・スリップデフなどが備わるパッケージだ。
またライトウエイト・スペックの方は、標準のグラスファイバーボディに代わってビニルエステル系樹脂製のボディとなり、約30kgの軽量化となっている。
それにより、199psで車重1242kgのスバルに対して、車重は142kg重いが最高出力は約2倍となり、パワーウエイトレシオはスバルの161ps/トンに対して、349ps/トンとなる。
サイズ感はどうだろう? 意外とTVRとの関係を知らないかたも多いのではないだろうか。