VWポロ試乗 1.0ℓ3気筒の自然吸気、ターボと価格近接で悩ましい存在に
公開 : 2017.09.04 11:40
今回試乗するのは、1.0ℓ自然吸気ガソリンエンジンを載せるポロです。ターボと価格が近いため、悩ましい選択になることは言うまでもありません。
もくじ
どんなクルマ?
ー あたらしいことづくし ワンランク上へ
どんな感じ?
ー ひとこと「物腰のよさ」につきる
「買い」か?
ー 市街地のみならターボ それ以外なら1.0も
どんなクルマ?
あたらしいことづくし ワンランク上へ
今回試乗した75psの自然吸気エンジンは、6代目となったポロの自然吸気ユニットのなかではもっともパワフル。この下に65psの自然吸気ユニットが控え、この上に2種類のターボガソリン(90psと115ps)が備える。英国仕様の場合、5速マニュアルを基本する。
新型ポロはゴルフやティグアン、アウディTTなど幅広く転用できるMQBプラットフォームを採用。自動エマージェンシーブレーキや死角アシスト、リアのトラフィックアラートなど、電子制御のシステムをふんだんに取り入れられるというメリットもMQBテクノロジーに含まれている。
共用プラットフォームはポロを81mm長くさせているが、間延びしているように見えないのは、ホイールベースが92mm延長されているからだ。
同時に全幅も大きくなっており、これは室内スペースの拡大に一役買っている。いっぽう、車体は50kg重たくなっているものの、安定性や装備の充実化などを考えれば妥当といったところ。
フロント部分に目をやると、グリルとヘッドライトが現代のフォルクスワーゲンらしさを演出している。水平のグリルは、ボデイサイド、それからリアまで伸びる。
2トーンの(セラミック地にブラックを組みあわせる)ダッシュボードには、サテンと明るい色のパネルを組みあわせることもできる。もちろん地味なタイプを選ぶことも可能だ(従来のユーザーにはこちらのほうがいいかも)。