新型ポルシェ・カイエンSに試乗 3代目、より高水準のバランスが強み
公開 : 2017.11.14 11:50 更新 : 2017.11.14 12:29
新型ポルシェ・カイエンの試乗記です。まずは「S」から。オプションによって評価は左右されますが、より高水準のバランスのよさが目立ちました。
もくじ
どんなクルマ?
ー 3代目カイエン MLBが下半身強化
どんな感じ?
ー 内装、PCM筆頭にマカンと並ぶ
ー 2.9ℓV6ツインターボ、SUV向き
ー 動的性能評価はオプションで左右
「買い」か?
ー 高水準のバランス、評価を高める
スペック
ー ポルシェ・カイエンSのスペック
どんなクルマ?
3代目カイエン MLBが下半身強化
3代目のポルシェ・カイエン。2代目と似ているスタイルを察すれば、それを憶測するに難くない。しかも、2代目のそれもオリジナルからそこまでかけ離れているわけでもない。
それもそのはずで、2002年の発売以来、77万台を販売したこのモデルに関して、ポルシェは、好感されてきたこのスタイルをいじくり回すことなく発展させてきた。911が序々に発展してきた手法に習って。
一方、ベントレー・ベンテイガと共有するMLBプラットフォームを採用している新型カイエンの中身は、外観以上の変更が施されている。
特に、オプションで装着できるリア・ホイール・ステアリング、アウディQ7で導入された電子制御アンチ・ロール・システム、刷新されたエア・サスペンションなど、ドライバーを支援するシャシーのテクノロジーが満載である。
くわえて、新しいエンジン、一新されたインテリアなど、一見した以上に新型カイエンの内容は充実しているのである。