国内試乗 ジュリア・クアドリフォリオ 対C63/M3 第3極登場
公開 : 2017.11.17 12:33
ジュリア・クアドリフォリオの国内試乗記です。ドイツ勢とどう戦うか? というより、あえて違う土俵を築くことをアルファ・ロメオは選びました。結果、熱く贔屓したくなる出来栄えのようです。
もくじ
どんなクルマ?
ー クアドリフォリオ あくまで控えめに
ー 内装「愉しむ場」 価格がポイント
どんな感じ?
ー 「ふつうに走らせられる」という美点
ー 纏まりのよさを、どう見るかがキー
「買い」か?
ー C63/M3に対する「第3極」誕生
スペック
ー アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオのスペック
どんなクルマ?
クアドリフォリオ あくまで控えめに
2.9ℓのV6ツインターボは510psの最高出力を発生。ルーフ及びエンジンフードにはカーボンパネルを採用。乾燥重量におけるパワーウェイトレシオは3.0kg/psを下回る。2016年にはニュルブルクリンク北コースで4ドアセダン最速となる7分32秒を記録。
と綴ると、怪物マシンと身構えてしまうが、エアロパーツのテンコ盛りとかボンキュッボンの張り出しフェンダーでもなく、標準系と外観上の目立った差異はエンジンフードとフロントフェンダーのエアアウトレットくらい。
ぎらつくようなハイパフォーマンス誇示はなく、存外大人しい外観。穏やかな好青年なのに実は世界チャンピオン、みたいなクルマである。
内装も押しつけがましい機能感はない。