VWアルテオン、日本国内試乗 「賢い消費」に焦点 購入は「待ち」
公開 : 2017.12.10 10:40 更新 : 2017.12.15 13:53
フォルクスワーゲン・アルテオンの試乗記です。ユニークなデザインが自慢ですが、多くのひとが、こぞって買うタイプのクルマではないようです。購入は「待ち」というのが、AUTOCARの判断です。
もくじ
どんなクルマ?
ー デザイン目を引く 新フラッグシップ
ー まずは2.0直4ターボ×4WDが導入
どんな感じ?
ー 「Advance」599万円 装備充実へ
ー 高速移動が不得手 「快適性重視の旦那仕様」
「買い」か?
ー 価格がアウディA4に接近 装備で勝負
ー お得だが、日本で受けるかどうかは別
スペック
ー アルテオンR-ライン 4Motionのスペック
どんなクルマ?
デザイン目を引く 新フラッグシップ
もしもフロントにVWマークがなければ……ピニンファリーナ以外のカロッツェリアが手がけたフェラーリか、とカン違いしちゃうかも的なイタリアン・デザインをまとった5ドアのクーペ。
ホイールハウスとフロント・ドアのあいだが狭いから、エンジン横置きのFWD(または4WD)、と知れるけれど、ロー&ワイドなプロポーションはスポーツGTのそれだ。
リア・フェンダーからテールエンドにかけての微妙な膨らみはセクシーで、後ろ姿にもハッとさせられる。パッと見、カッチョいい!
AUTOCAR読者なら先刻ご承知のように(とヨイショしちゃったりして)、フォルクスワーゲンの新しい旗艦アルテオンの正式デビューは2017年3月のジュネーヴである。
およそ半年で日本での発売準備を整え、秋の東京モーターショーにやってきた。ルーフラインはそっくりながら、これまでのパサート・ベースのCCとは少々立ち位置が異なっている。そう、ようはフラッグシップなのである。