シボレー・カマロ6.2ℓV8 2017年型に試乗 古典的マッスルカーの性格は健在
公開 : 2017.12.27 11:40
シボレー・カマロの6.2ℓV8ユニット搭載車の試乗記です。「マッスルカー」と呼ばれるクルマの、よいところ/わるいところが残っていて、むしろそれが好ましく思える。これだけは間違いありません。
もくじ
どんなクルマ?
ー 6代目カマロ 2017年のマッスルカー
ー V8 NAを継続 先進テクノロジーも
どんな感じ?
ー マッスルカー ふたつの条件とは
ー 操舵感/乗り心地は不満 キャラは強く
「買い」か?
ー 現代のマッスルカー マスタングより良
スペック
ー シボレー・カマロのスペック
どんなクルマ?
6代目カマロ 2017年のマッスルカー
6代目シボレー・カマロは、磨きのかかった正真正銘のマッスルカーである。スペックをして、そういえるのである。
このカマロは、2.0ℓターボ・エンジン搭載車をラインナップすることも特徴だが、1966年のオリジナルへの称賛の本命は、なんといっても6.2ℓV8搭載車である。
時間の経過とともに磨かれたマッスルカーの流儀に忠実であるが、同時にこのクルマは、歴代のカマロの中でも最も先進のテクノロジーをまとったクルマでもある。
ボディは先代モデルと比べて91kg軽量化され、28%剛性を高め、ハイパフォーマンスカーの土台としてより適切なものとなった。
バネ下荷重を低減するために、サスペンションはアルミニウム製の部品で構成されている。プラットフォームは、キャデラックATSやCTSサルーンと共有するが、メーカーによると70%の構成部品はカマロ専用であるという。
リアサスペンションは、ライブリアアクスルに代わりマルチリンクを装備している。試乗車にも搭載されていたが、マグネティック・ライド・コントロールの設定もある。コーナリングを機動的に行えるように、選択できるドライブモードやブレーキを使ったトルクベクタリングも備わる。
エンジンについても見ていこう。