マセラティ・レヴァンテS試乗 ガソリン車は英国で初 ディーゼルとの比較も
公開 : 2017.12.29 11:10 更新 : 2017.12.29 11:30
マセラティ・レヴァンテSのなかでも「グランスポーツ」に試乗しました。じつはガソリンエンジンの投入そのものが英国では初めて。カイエンSやステルヴィオ、レンジローバー・スポーツの話もでてきます。
もくじ
どんなクルマ?
ー ガソリンのレヴァンテ 英国では初
ー 3.0ℓV6ターボ 詳細の数値は
どんな感じ?
ー レヴァンテS 試乗してみると
ー ステルヴィオ/レンジローバースポーツとの違い
「買い」か?
ー マセラティが好きならば
スペック
ー マセラティ・レヴァンテSのスペック
どんなクルマ?
ガソリンのレヴァンテ 英国では初
レヴァンテSの導入によって、右ハンドル市場にガソリン・エンジン搭載のマセラティのSUVを供給することが可能になった。
レヴァンテのローンチ時、イギリス向けにはV6ディーゼル・エンジン搭載車のみであったが、同社も認めているように、自身のコア・ブランドバリューのひとつである官能的なエンジン・サウンドを欠いていた。
マセラティにとって、レヴァンテは、多くの販売台数を確保することを目的に造られたクルマである。2016年のローンチ以来、比較的経済的なディーゼル・モデルをラインナップしたこともあり、レヴァンテはマセラティの年間生産台数を倍増させている。
しかし、伝統のトライデント・バッジを付けるモデルとしては、物足りないと感じているイギリスの熱心な愛好家は確実に存在している。
だからこそ、ガソリンエンジン投入のおかげでマセラティのクルマが持つ、ラグジュアリー、パフォーマンス、そして選好性を、ゴロゴロという農耕器のような音のするディーゼル・エンジンと共に連想する必要は、もうなくなったと見ることができるのだ。