メガーヌ新型、VWゴルフ7.5 シャシーの違いを “深掘り”
公開 : 2018.01.09 12:10 更新 : 2019.06.12 01:55
メガーヌ新型、ゴルフ7.5。世界が認めるCセグFFハッチバックの2台。シャシーの考え方が、こんなに違うってご存知でしたか? 深堀りします。
もくじ
深堀りレビュー
ー FFは、リアグリップが命
ー ゴルフ7.5 リアサスに見るグレード分け
ー メガーヌ4 4WSに見るグレード分け
ー おさらい メガーヌの4コントロール
比較試乗
ー 4コントロール時代の走り方は?
ー マルチリンクでサルーン的 TSIハイライン
ー メガーヌ 走行モードで4WS変化 オススメは?
スペック
ー メガーヌGT/ゴルフTSIハイラインのスペック
深堀りレビュー
FFは、リアグリップが命
最近、複数の自動車メーカーの複数の技術者氏から、立て続けに「FFのシャシーでもっとも大切なのはリアグリップ」という話をうかがった。その意味するところは、すなわち「フロントを思いどおりに動かす方法はいくつもあるが、それができるのもリアが安定してこそ」ということだろう。
そんなことを思い出した理由は、ルノー・メガーヌとVWゴルフという、欧州Cセグメントの “不動の定番” と “最新勢力” の2台を同時に乗ったからである。
現在最新の欧州Cセグメントである4代目メガーヌのリアサスペンションは、3世代連続で定番のトーションビーム方式を採用する。同方式はシンプル構造で低コストながら、半独立式による適度な路面追従性とロール剛性、そしてパッシブトーコントロール機能によるスタビリティが確保できることがメリットだ。