ジャガーE-PACE 2.0ℓ直列4気筒 インジニウムディーゼルに試乗
公開 : 2018.01.09 11:40
ジャガーE-PACEの2.0ℓ直列4気筒インジニウムディーゼル搭載車の試乗記です。運転好きにとって気になるところはあれど、このクルマを買う大半の層は、おおむね気に入るというのがAUTOCARの結論です。
もくじ
どんなクルマ?
ー ライバルはマカン F-PACEより売れる
どんな感じ?
ー 「ジャガーらしさ」期待すべからず
ー コーナーリング良好 ディーゼルも静か
「買い」か?
ー 小型プレミアムSUVの購買層にウケる
スペック
ー ジャガーE-PACE D180 AWDのスペック
どんなクルマ?
ライバルはマカン F-PACEより売れる
E-PACEは、ジャガーのベストセラーになる可能性がある。
すでにF-PACEは、ジャガーが6年前に生産していた以上の数が売れているが、販売台数でポルシェ・マカンがカイエンの場を奪ったように、E-PACEは、F-PACEの場を奪うことになるだろう。
なお、この中間スペックのディーゼル・モデルは(少なくともイギリスでは)E-PACEのなかでベストセラーとなるはず。政治家やタブロイド誌が、ディーゼル・エンジンのクルマをこの世から排除することに成功しなければ、だが。
JLRの誇るインジニウム・エンジン・ファミリーの180ps仕様のユニットは、オートマティックと4WDを組み合わせた時、同ファミリーの150psユニットと同等の燃費とCO2排出量を達成する。
前輪駆動モデルには、より低パワーのエンジンが搭載されるが、それでも車輪の空転を感じることができるほどパワーはある。
そのほかは、JLRファミリーの兄弟と変わるところはない。そのクルマとは、旧フリーランダーから発展した、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ。フリーランダーも、もとはといえば、その構造的なルーツをフォードがモンデオ向けに開発したそれに見つけることができる。
製造はオーストリア。なぜならJLRのイギリス工場は、すでにトリプル・シフトで24時間週7日のペースで稼動しているためである。