アウディRS4アバント 英国初試乗 AMG C63とどちらを選ぶ?
公開 : 2018.01.26 10:20 更新 : 2018.01.26 11:25
アウディの高速ワゴン、RS4アバント英国初試乗レポートです。ダウンサイジングしつつも強力なターボユニットを積んだこのクルマは、一歩先を行くメルセデス-AMG C63ワゴンに太刀打ちできるのでしょうか。
もくじ
どんなクルマ?
ー 第4世代のRS4
ー 筋力アップとダイエットを両立
ー 迫力のルックス、引き立てる高価なオプション
どんな感じ?
ー 強烈に速いクルーザー
ー パフォーマンスカーとしては不満な走り
ー 1.7トンの功罪
「買い」か?
ー 楽しむには高すぎる限界
スペック
ー アウディRS4アバントのスペック
どんなクルマ?
第4世代のRS4
4代目となるアウディRS4アバントは、ベース価格が6万ポンド(約900万円)を突破。メカニズムは、面白みに欠けた先代から大幅な変更を遂げた。マラガでの国際発表会でも試乗しているが、今回は3月に発売を控えた英国の路上が舞台だ。
新たな装備の多くは、現行RS5と共通する。特徴的な4.2ℓ自然吸気V8に別れを告げ、2.9ℓV6 TFSIを搭載。これは初代以来のV6ツインターボ復活だが、2.7ℓだったかつてのユニットよりわずかに排気量を拡大している。先代より燃費性能は20%近く向上し、CO2排出量は実に半減しているという。
とはいえ、それらはもちろん、取り上げるべき数字のほんの一部に過ぎない。
ダウンサイジングユニットのV6は、V8より31kgの軽量化を実現し、その分だけ鼻先が軽くなっている。また、両バンクの間に排気マニフォールドとタービンを配置する、いわゆるホットVレイアウトを採用。吸気系の取り回しが短縮され、結果、ターボラグの軽減に成功している。