スバルXV 2.0i SE 英国試乗 水平対向4気筒、力不足も輝き増す
公開 : 2018.02.01 11:40 更新 : 2018.02.02 14:04
コンパクト・クロスオーバーのスバルXVは、優れた安全性能と4WDシステム、スマートなスタイリングが特徴。魅力が増した一方で、ドライブトレインの物足りなさがネックのようです。
どんなクルマ?
ー 優れたシャシーに220mmの最低地上高
どんな感じ?
ー エクステリアとは対象的な室内
ー エンジンはスムーズでも力不足
ー ONもOFFも相性の高いシャシー
ー アピール力の高い安全性能
「買い」か?
ー 輝きを増したクロスオーバー
スペック
ー スバルXV 2.0i SE プレミアム・リニアトロニックのスペック
どんなクルマ?
優れたシャシーに220mmの最低地上高
少し無骨なデザインをまとうスバルのクロスオーバー「XV」は、今回のモデルで大幅な変更を受けた。
そもそも、スバル・グローバル・プラットフォームをベースにしたクルマで、ふんだんな安全技術に加え、ボディではユーロNCAPによる衝突安全評価で5つ星を獲得。コンパクト・ファミリーカーのカテゴリーとして、トップクラスの乗員保護性能を誇っている。
さらにこのクルマの最大の特色は、パーマネント方式の4WDシステムに220mmの最低地上高を備えている点。セアト・アテカや日産キャシュカイなどのライバルと比べても、優位な存在だろう。
しかし、新型ではディーゼルエンジンが選択できなくなった。搭載されるのは、ガソリンエンジンにCVTの組合せで、日本ではこれが一般的なようだ。
ライバルがひしめくクロスオーバー・モデルにおいて、XVはどう評価されるのか、予想は難しい。
実際、スバルはここ英国でメインストリームは狙っておらず、スバル・ファンとも言える、しっかりとした顧客基盤の形成に意識が向いているようだ。2018年を通してのスバル車全体での販売計画は3500台となっており、XVはその1/3を占めると予想している。
新しいスバルユーザーを広げることができるのか、少数と言える現在のスバルユーザーの買い替えを見込んでいるのか、今後が興味深い。
まずはエクステリアから見ていこう。