試乗 ヒュンダイNEXO(ネキソ) 韓国発FCEV、自律走行も見どころ
公開 : 2018.02.27 11:10 更新 : 2021.03.05 21:38
ヒュンダイNEXO。「ネキソ」と読みます。韓国メーカーが作ったFCEVで、自律走行などパワートレイン以外の見どころもあります。もちろんインフラの整備など、課題が残っていますが、それはトヨタ・ミライなども同じ。むしろ先駆性や独自性に目を向けました。
もくじ
どんなクルマ?
ー ネキソ、FCEVのほかに自動運転も特徴
どんな感じ?
ー パワートレイン 先代ix35より進化
ー ネキソ インフラ課題も自律走行注目
「買い」か?
ー 「家電的」だが独自性はネキソの強み
スペック
ー ヒュンダイ・ネキソFCEVのスペック
どんなクルマ?
ネキソ、FCEVのほかに自動運転も特徴
特徴的なホイールや高速道路を129km/hで自動操舵しながら駆け抜ける姿が魅力的なクルマ。ウインカーをつけるとメーターパネル内にドアミラーの映像が映し出されることや、2本のマフラーから排気ガスの代わりに水蒸気が排出される点だって印象的だ。
NEXO(ネキソ)はハンサムで細部まで作り込まれたミッドサイズ・クロスオーバーというだけではなく、自動運転や環境技術に対するヒュンダイの答えだとも言える。
水素燃料電池で走るこのクルマは、2013年以来18カ国で少数が販売されたヒュンダイix35 FCEVの後継と位置付けられている。
数千台規模の売り上げを見込む一方で、現在の貧弱な水素インフラやこのクルマの高い価格設定が足を引っ張るだろう。
ix35とは異なり、ネキソは右ハンドルのみの設定であるほか、あらゆる装備を効率的に配置できる優れたプラットフォームを使用している。
結果的に、ちょうど良い大きさの荷室と広い後席スペースを確保しているのもポイントだ。