フェラーリGTC4ルッソT試乗 V8エンジン搭載 4座スーパーカーの地位は唯一無二
公開 : 2018.02.28 10:10 更新 : 2018.02.28 15:31
フェラーリ初のシューティングブレークで、4輪駆動システムも注目を集めた、FF。その後継モデルで、V12エンジンからV8エンジンに変更を受けた、大きなボディのGTC4ルッソTを、どのように評価するのでしょうか。
もくじ
どんなクルマ?
ー 既存コンポーネンツを巧みに利用
ー 新しい名前はクラシックモデルから借用
どんな感じ?
ー 大柄のボディでも桁外れに速い
ー V8も悪くないが、V12ならもっと良い
「買い」か?
ー 4座が必要条件なら理想的なスーパーカー
スペック
ー フェラーリGTC4ルッソTのスペック
どんなクルマ?
既存コンポーネンツを巧みに利用
フェラーリの最新の4シーター、GTC4ルッソTが、既存モデルのコンポーネンツや部品を上手に組み合わせて作られている、と指摘したら、あまり良くは聞こえないだろう。例え現代のフェラーリのご多分に漏れず、優れたパフォーマンスと感動的なデザインを得ていたとしても。
事実、このクルマを構成している主要な部位は、本来は別のクルマのために設計されたものだったりする。
しかし、このクルマのドライバーは、20万ポンド(3040万円)という価格、さらに選択するオプションによっては25万ポンド(3800万円)にも及ぶことに対して、恐らくしっかり考え、納得しているように思える。
名だたるスーパーカーには、得体の知れない魅力が潜んでいるのだ。