メルセデス・ベンツE400カブリオレ4MATIC試乗 価格1万ポンド加算 ライバル不在
公開 : 2018.03.15 11:10
大型のボディを持つEクラスカブリオレにAMGラインをまとい、価格を1万ポンド(150万円)加算し、332psを発生させるV6ツインターボを獲得。オープントップとして選ばれるだけの洗練性を獲得しているかどうか焦点です。
もくじ
どんなクルマ?
ー 4MATICとAMGラインが前提のE400
どんな感じ?
ー 目を奪われるインテリアに、理想的な加速
ー オープンボディでも快適性は大きく変わらず
ー 隠せないボディの大きさと重さ
「買い」か?
ー 現状、直接的なライバルは存在しない
スペック
ー メルセデス・ベンツE400カブリオレ4MATIC AMGラインのスペック
どんなクルマ?
4MATICとAMGラインが前提のE400
これまでの認識では、コンバーチブルを購入する際の優先事項は、甘美で鮮烈なエンジンを搭載しているかどうかだった。
その理由は簡単。屋根を下せば、エンジンの持つ魅力をより身近に感じ取ることができるのだから。そして屋根を上げれば、室内のラグジュアリーさに引けを取らない、味わい深い洗練されたパワーユニットでもあることが求められる。また、カーボンファイバー製のシャーシを持つようなスーパーカーでもない限り、同モデルのクーペボディより車重が重くなるから、それに見合った力強さも、備えているべき。
今回テストしたメルセデス・ベンツEクラス・カブリオレには、2996ccのV6ツインターボエンジンが搭載されている。このエンジンの最高出力は332ps。最大トルクはわずか1600rpmから48.8kg-mを発生させ、その素質は高そう。
4気筒のディーゼルとガソリンエンジンで構成させるラインナップの中では、トップに位置するパワーユニットとなる。よりコンパクトなCクラスや、大型のSクラスのカブリオレとは異なり、Eクラスにはメルセデス-AMGによるモデルラインナップが備わらないのだ。
そしてE400の場合、4輪駆動の4MATICとAMGラインとなることが前提となる。さらに、大型のアルミホイールとパンチングメタル仕様のフロントグリル、より造形の深いアグレッシブなフロントとリアスカートも付いてくる。
トランスミッションのオプションとしては、唯一9Gトロニック・ユニットがラインナップされ、クーペボディでその卓越したスムーズさは体感済み。
オープンボディとのマッチングはどうだろうか。