試乗 BMW小型SUV「X2」 ディーゼルでもスポーティ ほかとは違う選択肢
公開 : 2018.03.27 11:10
スポーティなエクステリアデザインと俊敏なハンドリングで、見方によってはハッチバック。多くのライバルが持つ、クロスオーバーらしいスタイルとは異なります。ディーゼル搭載の「xDrive20d Mスポーツ」に試乗しました。購入の合理的な理由は見いだせるでしょうか。
もくじ
どんなクルマ?
ー 大胆で、ほかとは違う選択肢
ー スポーティさは運動性能に優れたX1以上
どんな感じ?
ー 大きな変化を遂げたBMWのラインナップ
ー クロスオーバー? ハッチバック?
ー BMWらしいドライビングフィール
ー 乗り心地重視のドライバーには向かない
「買い」か?
ー X2が気に入ったなら、それが理由
スペック
ー BMW X2 xDrive20d Mスポーツのスペック
どんなクルマ?
大胆で、ほかとは違う選択肢
新しいBMW X2は、X1の兄弟車であり、ほかにはないスポーティさと多くの魅力を備えた、最近の流行のスポーツ・アクティビティ・ビークル。いよいよ右ハンドル版が英国に上陸した。
X2を初めて目にすると真っ先に気付くのが、そのコンパクトさ。X1と比較すると、ホイールベースは同じながらボディサイズは若干小さいうえ、デザイン的にもコンパクトに見えるスタイリングとなっているのだ。
通常のモデルはツートンカラーとなるが、このMスポーツの場合は単色となる。オプションのアルミホイールは20インチまでのサイズが揃う。すべてのX2で、CピラーにBMWのエンブレムが付く。
BMWは明らかにこのクルマの注目度を高めたいと狙っており、「大胆で、ほかとは違う選択肢」と謳っている。ここ1年の間に他メーカーがリリースしてきたプレミアム・クロスオーバーSUVというカテゴリーのモデル群を見れば、BMWが差別化させた位置づけにしたいことは容易に理解できる。