新型ロールス・ロイス・ファントム試乗 類を見ない高級感と高品質 不動の最高峰
公開 : 2018.03.28 11:40
ロールス・ロイスの最新のフラグシップモデルが登場。オーナー自らが運転するか、運転してもらうかによらず、高級感と高品質では新しいスタンダードを築いたとしています。果たしてその最高峰たらしめる仕上がりが気になります。
もくじ
どんなクルマ?
ー 自動車のラグジュアリーさを極める8代目
ー 流麗さを増したスタイリングと、充実の機能
どんな感じ?
ー 居心地が悪く感じるほどの静寂
ー 0-100km/h5.1秒でも、エンジンの存在は彼方
ー すべてが息を呑むほど素晴らしい
ー 幽霊のように引き寄せられる中毒性
「買い」か?
ー たぐいまれで申し分のない、究極の1台
スペック
ー ロールス・ロイス・ファントムのスペック
どんなクルマ?
自動車のラグジュアリーさを極める8代目
8世代目となったロールス・ロイス・ファントムは昨年の10月に全世界へと発表された。
このクルマこそ、自動車のラグジュアリーさを極めた最高峰の存在。この言葉に、だれも疑問は持たないのではないだろうか。
ロールス・ロイスによると、車内のノイズは旧型と比較して75%以上も軽減しているという。そもそも旧モデルでも、まったく騒がしいものではなかったけれど。
その静寂によって、恐らく運転感覚の質も一層優れたものになっているだろう。驚くことに、かなり多くの割合でファントムのオーナー自らが、大きな3スポークのステアリングホイールを握っているため、これは読者が想像する以上に重要なことなのかもしれない。
エクステリアデザインも、明らかに進化はしている。しかし、クルマ全体が発する荘厳な印象には大きな違いはなく、その姿は国立歴史博物館に収蔵できそうにも思える。
高まる期待を抑えつつ、クルマの観察を始めてみる。