ミニ・クーパーSコンバーチブル フェイスリフト版に試乗 オープン化でも遜色ない運動性能
公開 : 2018.04.09 10:10 更新 : 2018.04.11 09:37
モデルライフの半ばに施されたフェイスリフトで、新しいアピアランスと装備の充実が図られたミニ・クーパー。自動車業界初の3Dプリンターを用いたパーソナライズなど、オプションの幅も広がり、燃費も改善しています。オープン化に伴うハンドリングへの影響を検証します。
もくじ
どんなクルマ?
ー ドライブトレインや装備類を中心に見直し
どんな感じ?
ー ハッチバックモデルと遜色ない走行性能
ー ATの質感も向上 インテリアの魅力は不変
「買い」か?
ー 選ばない理由が見当たらない
スペック
ー ミニ・クーパーSコンバーチブルのスペック
どんなクルマ?
ドライブトレインや装備類を中心に見直し
フェイスリフトを受けたミニ・クーパーSコンバーチブルだが、外見上はそれ程大きな変化は見られない。
これまでクロームメッキ処理されていたボディトリムは、ピアノブラック仕上げになり、テールランプにはユニオンジャックのモチーフが用いられた程度で、それ以外の変更はない。今回のフェイスリフトの目玉は、インテリアやドライブトレインの向上と、装備類の充実にある。
アダプティブLEDヘッドライトはオプションながら、ヘッドライトとテールライトが共にLED化された。タッチスクリーン式のインフォテインメントシステムと、スマートフォンのワイヤレス充電機能もオプションリストに追加。さらにパーソナライズ・オプションとして、自動車業界初となる、3Dプリンターを用いて自身の名前や簡単な模様を特定のパーツに施すことも可能となった。
また、クーパーSコンバーチブルに組み合わされるトランスミッションは標準で6速マニュアルだが、2ペダルATは、7速ツインクラッチATへと置き換わった。4気筒ターボエンジンには大幅に見直しが加わり、高圧インジェクターのほか、新しいエグゾーストシステムとターボチャージャーが組み合わされている。
ミニによると、最高出力とトルクは従来型から変更はなく、191psと30.4kg-mとのことだが、燃費はおよそ7%改善。新しいエンジンは従来型よりも30kgも重くなったため、サスペンションのセッティングにも変更が加えられている。
コンバーチブルでも、ミニらしさは変わらないだろうか。