ジャガーE-PACE マニュアル×ディーゼル×FF、英国試乗  印象は?

公開 : 2018.04.12 11:40

ジャガーE-PACEのなかでも、マニュアル×ディーゼル×FFという、日本にはない組み合わせです。豪奢なグレードに目が行きがちですが、ギアノブをキコキコと動かしながら、小さく軽快な1.5ℓディーゼルターボをフル活用して乗るという発想に気付くでしょう。

もくじ

どんなクルマ?
「ほぼ」エントリーグレード
エントリーでも装備は充実

どんな感じ?
マニュアルならではの楽しみ
ハンドリングの印象は
インテリア よい点、残念な点

「買い」か?
E-PACE「ならでは」がわかりやすい

スペック
ジャガーE-PACE D150 FWD マニュアルのスペック

どんなクルマ?

「ほぼ」エントリーグレード

今回は「ほぼ」エントリーグレードのコンパクトSUV、ジャガーE-PACEを試乗する。

実はもうひとつ下のグレードも存在し、名目上は2万9000ポンド未満で購入できることになっているのだが、ジャガーには試乗車の用意がなかった。それゆえの「ほぼ」である。

このクルマには「インジニウム」2.0ℓターボディーゼルエンジンが搭載されているが、これはジャガーの他のより強力なエンジンとも血縁関係にある。150ps、38.6kg-mを6速マニュアルギアボックスで伝達し、前輪のみを駆動させる。

このグレードで他にマニュアルと組み合わせることができるエンジンはもう1種類だけで、他は4輪駆動との組み合わせだけだ。つまりこのE-PACEは最もシンプルな仕様だということだ。

そして最も軽量でもある。われわれはこれまでにE-PACEの少々度を過ぎた巨体を大いに批判してきたが、そのような意味ではこのモデルは評価するに値する。

エントリーレベルのE-PACEと言われると、装備は相当簡略化されていると思うだろう。しかし、見てみると案外充実していることに驚く。

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