新型メルセデス・ベンツAクラス A180d AMGライン試乗 評価は?
公開 : 2018.04.19 11:50
メルセデス・ベンツの新しいAクラスに試乗する機会を得ました。ボディサイズは全体的に拡大されています。大きな変更点は廉価グレードがリアにトーションビーム式サスペンションを装備することです。ステアフィール以外は非常に出来の良いクルマです。
もくじ
どんなクルマ?
ー ボディサイズをひとまわり拡大
どんな感じ?
ー トーションビーム式リアサスペンションを採用
ー ひかえめな1.5ℓディーゼル
ー ステアリングフィールがイマイチ
「買い」か?
ー AMGはどんなアプローチをとるのか
スペック
ー メルセデス・ベンツA180d AMGラインのスペック
どんなクルマ?
ボディサイズをひとまわり拡大
現在最も売れているメルセデス・ベンツはCクラスだが、メルセデスのラインナップ中で最も重要なモデルはAクラスだと考えるひともいるだろう。
その意味で、各世代Aクラスの成功は非常に重要だ。特にAクラスが最も売れている市場である英国においては。したがって、メルセデスがこの第4世代Aクラスでそれほど冒険をしなかったことは仕方ないだろう。
先代はこのクラスにおいてメルセデスがBMWやアウディを追い抜くことに成功した画期的なモデルであった。Aクラスの購買層を10歳以上も若返らせることに成功し、およそ60%の顧客が初めてメルセデスを買うひとびとだった。若者に売り、ブランドに取り込むことができれば、生涯で10台程度の売り上げが見込めるのだ。
新型Aクラスはホイールベースが30mm延長されるなど、ほぼすべての面で大きくなっている。しかし、車重は20kg軽くなっており、装備の増加を考えれば称賛に値する。
英国で最初に発売されるのは、ディーゼルのA180dとガソリンのA200およびA250のみだ。すべてのモデルに7速DCTが組み合わされる。
6速マニュアルが搭載されるガソリンのA180は今年末に英国で発売される。2019年初頭にはディーゼルのA200dやA220dもラインナップに加わる予定だ。もし希望のモデルが最初に発売されないのであれば、しばしの辛抱が必要だ。