長期テスト BMW 5シリーズ(2) オプションの後悔 ディーゼルの燃費
公開 : 2018.05.04 10:10 更新 : 2018.05.11 14:24
テスト車をオーダーする際に、オプションのヘッドアップディスプレイを選択しなかったことを後悔しています。静かで速いクルマだけに、気付かぬうちに速度超過になってしまいがちなようです。それでいて、燃費も20km/ℓ近く優秀です。
もくじ
ー 積算5279km ジェスチャー・コントロールについて
ー 積算5701km ヘッドアップディスプレイが欲しい
ー 毎回戻ってしまう設定
ー 優れた燃費
ー テスト車について
ー テストの記録
積算5279km ジェスチャー・コントロールについて
オプションのジェスチャー・コントロールは空中で指を回してオーディオのボリュームを調節して同乗者を驚かすのに使える。それにステアリング上のボタンを探すよりも簡単だ。また、手をスワイプすることで電話に応答したり拒否できるのはより便利な機能だ。
ただし、160ポンド(2万4000円)の価値があるかどうかはわからない。
積算5701km ヘッドアップディスプレイが欲しい
最初のレポートで書いた通り、わたしは5シリーズに乗る前はボルボS90に乗っていた。この経験からは、多くの面でBMWがいかに重要なポイントを抑えた優れたクルマであるのかが明確になるばかりだ。しかし、ボルボにも本当に恋しく思う点が一点ある。ヘッドアップディスプレイだ。
もちろんBMWにも同様のオプションはあり、225ポンド(3万4000円)だ。しかし、オーダー時にこのオプションを付けなかったのだ。これは失敗だった。今5シリーズの購入を考えているひとはぜひこのオプションを付け、同じ過ちを繰り返さないようにしていただきたい。
時折メーターを見なければならないのはそれほどつらいことではない。しかし、最新の5シリーズのような風切り音や路面、エンジンからのノイズをうまく抑えているクルマなら、気づく間もなく一瞬のうちにスピードが上がってしまう。しかし、道路は速度取締機であふれ返っており、そのポテンシャルが心配の種にもなっている。
さらに悪いことに、5シリーズはノーマルモードではスピードが大きく表示されないのだ。
ただ、少なくともひとつ解決策がある。スポーツモードにするのだ。そうすれば単にメーターが赤色になるだけでなく、スピードも大きくデジタルで表示される。