三菱アウトランダーPHEVに試乗 マイナーチェンジ、パワートレイン/走りを改善
公開 : 2018.06.27 10:10 更新 : 2018.06.27 11:25
より高効率になったガソリンエンジンに、強化された電動パワートレイン。全体的な洗練性も増し、欧州では累計で10万5000台を販売したプラグイン・ハイブリッドモデルの魅力は、更に高まったとするサム・シーハン。その実力を、フランスの道で確かめました。
もくじ
どんなクルマ?
ー 欧州では累計10万台を突破
どんな感じ?
ー デザイン面での変化はわずか
ー パフォーマンスと経済性がさらに向上
ー ボディ剛性の向上で走りも改善
「買い」か?
ー 多くのユーザーにとって賢明な1台
スペック
ー 三菱アウトランダーPHEVのスペック
どんなクルマ?
欧州では累計10万台を突破
先進の技術を搭載したプラグイン・ハイブリッドモデルですら、たゆまない進化を続ける自動車業界。それに着いていくわれわれも変化が求められている時代だ。昨年までに欧州では10万台以上を販売した三菱アウトランダーPHEVは、発表から6年とモデルライフの中期を過ぎつつある中、大幅なアップデートを受けることとなった。
2018年モデルのアウトランダーPHEVは、新しい2.4ℓのガソリンエンジンと、機能的に改良が加えられたEVシステムを搭載したことに加えて、ボディ剛性も高められている。その結果として三菱は、より優れたオンロード性能に加えて、快適性も向上させることで、クルマとしての存在感を高めたとしている。
アウトランダーには、従来と変わらずオフロード走行を前提とした堅牢なドライブトレインも搭載されている。三菱は、発表から12年目を迎える4代目パジェロ(英国名:ショウグン)の弟分としても、このSUVが担えると考えているようだ。
2018年モデルの価格は、予想では4万ポンド(600万円)に迫るとされているが、それにふさわしい仕上がりを得ているのだろうか。確かめる機会を得た。