Lynk&Co 02 中国発SUV、欧州の競争視野に 価格以外の魅力は
公開 : 2018.07.02 19:10
ボルボより下位のマーケットをカバーするLynk&Co。その欧州での展開開始に先駆け、この新ブランドが送り出すコンパクトSUVをテストしました。ボルボXC40と多くを共有するものの、単なる廉価版ではない魅力も少なくありません。
もくじ
どんなクルマ?
ー 勢力拡大中の吉利が放つ新ブランド
ー ボルボXC40と共通のプラットフォーム
ー 欧州向けは全てモーター付き
どんな感じ?
ー 中国仕様のガソリンエンジン車にチョイ乗り
ー 欧州仕様は運動性改善を約束
ー 質感と機能性に優れた内装
「買い」か?
ー クルマの新たな買い方を提案
スペック
ー Lynk&Co 02のスペック
どんなクルマ?
勢力拡大中の吉利が放つ新ブランド
02という車名ながら、新ブランドのLynk&Coにとっては3番目のモデルだ。
このブランド名、欧州では来年にも販売を開始する予定ながら、一般にはまだまだ馴染みのないもの。ただし、その母体であるジーリーこと吉利汽車は、自動車業界内で徐々に、しかし着実に勢力を伸ばし続けている。
ジーリーは、中国市場で年間125万台規模のセールスを記録している。さらに最近、ダイムラーの株式を約10%取得したことが話題になった。
ジーリーホールディングスとしては、欧州市場において、ボルボを最上位のプレミアム市場に投入し、Lynk&Coをその1段下のカテゴリーに位置付ける。可能ならば、廉価モデルのマーケットにジーリーを導入したいという目論見だ。