長期テスト ヒュンダイi30 N(1) ファースト・インプレッション
公開 : 2018.07.04 15:10 更新 : 2021.03.05 21:37
ヒュンダイのパフォーマンス・ブランドであるNの名を冠した最初のモデルは、i30をベースにしたホットハッチです。元BMW Mのアルバート・ビーアマンが手塩にかけて磨き上げてきたこのモデルは、長期テストでどのような姿を見せてくれるのでしょうか?
もくじ
ー Nブランド初のモデルはホットハッチ
ー 星3.5 ライバルたちは強力
ー パフォーマンスとルックス 装備は充実
ー ファースト・インプレッション 思わぬ出来事
ー セカンド・オピニオン
ー テスト車について
ー 追加した装備一覧
ー テストの記録
Nブランド初のモデルはホットハッチ
パフォーマンス・ブランドとしてNの名が発表されたのは4年以上前だが、以降、ヒュンダイのWRCでの活躍によって、平凡なファミリーカーとしてよく知られたこのクルマは、経験や多くの賛辞とともに、もはや平凡とは言えない実力を身につけた。
ブランド立上げから1年も経たないうちに、ヒュンダイは車両テストとハイパフォーマンスモデル開発の責任者としてアルバート・ビーアマンを招聘したが、BMW Mのエンジニアリングから彼を引き寄せたのがNだったことは間違いない。着任以来、ビーアマンはこのi30 Nの開発に情熱を傾けており、最終的にこのクルマは、ヒュンダイ・グループであるキアのスティンガーGTなどとともに、Nブランドを構成する1台になる。
幸先は良かった。昨年初めにプロトタイプのi30 Nのステアリングを握ったマット・ソーンダースは「ヒュンダイの新たなパフォーマンスカーに対する思いは真剣だ。われわれが知るホットハッチを名乗るに相応しい、本物の新たなドライバーズカーが創り出されようとしている」とコメントした。