ジャガーIペースEV400 試乗 ブランド初の純EV 新しいジャガーらしさ
公開 : 2018.07.13 10:10 更新 : 2018.07.13 12:20
ヨーロッパブランドとしては初めて、洗練された純EVがいよいよ登場しました。ジャガーIペースは、英国の道でジャガーらしい、価格に見合った仕上がりと振る舞いを見せるのでしょうか。
もくじ
どんなクルマ?
ー ヨーロッパブランド初の純EV
どんな感じ?
ー ジャガー的なドライビングが味わえる
ー インテリアは広く秀逸な仕上がり
「買い」か?
ー 純EVが暮らしにマッチするなら
スペック
ー ジャガーIペースEV400ファーストエディションのスペック
どんなクルマ?
ヨーロッパブランド初の純EV
ヨーロッパのブランドからは初となる完全なEVが遂に登場し、英国の道を走らせる機会がやってきた。ジャガーIペースは、見かけはやや風変わりに見えるが、通常のSUV的なクルマで、販売戦略はかなり熟考されている。
フロントグリルはもはや本来の意味を持たなくなり、美しいスタイリングの内面では大きな飛躍を遂げている。これがアウディやBMW、メルセデス・ベンツ、ポルシェのクルマだと聞いてもうなずけるようにも思える。BMWはi3の導入に際し、明確にターゲットを想定しているが、ジャガーは6万ポンド(876万円)の価格帯へ、このモデルで戦いを挑む。
以前にも記しているが、Iペースのメカニカルな部分での設定はひとつのみ。フロントとリアに搭載されたモーターの複合出力は399psで、クルマの低い位置のホイールベース間にリチウムイオン・バッテリーを搭載する。そのため、ボディサイズはFペースよりも小柄ながら、ホイールベースはFペースよりも116mm長い2990mm。
現在の純EVは全般に車重が重く、Iペースの場合は2133kgもあるが、同様のコンセプトを持つライバル、テスラ・モデルSに近い。トルクは強力だから、車重でトラクションを稼いで、鋭い加速を披露する。お望みなら、0-100km/h加速を4.8秒でIペースを走らせることも可能だ。
早速乗り込んでみよう。