ホンダCR-V 1.5 海外試乗 CVTを指摘、室内スペース「完ぺき」
公開 : 2018.07.19 10:10
新型CR-Vです。日本市場では2016年に一旦ラインナップから姿を消していましたが、8月からの販売開始がアナウンスされています。7人乗りや、年内にはハイブリッドモデルの登場が予定されているこのクルマに、英国版AUTOCARがオーストリアを舞台に初試乗を行いました。
もくじ
どんなクルマ?
ー まずはガソリンエンジン ハイブリッドは年内登場
どんな感じ?
ー 問題はCVT 6速マニュアルはさすがの出来栄え
ー スペースは完ぺき 3列目は限定的
「買い」か?
ー 価格は未発表 好ましいモデル
スペック
ー ホンダCR-V 1.5 AWD CVT EXのスペック
どんなクルマ?
まずはガソリンエンジン ハイブリッドは年内登場
ホンダがコンフォータブル・ランナバウト・ビークル(=心地よく自由に走り回れる乗り物)と名付けたモデルの新型だが、CR-Vという名前の方が馴染み深いだろう。このホンダ製SUVは、トヨタRAV4と同じ1995年のデビュー以来、ときにスタイルを変えながらも、常に英国でのラインアップから姿を消すことはなかった。
初代の登場以来、CR-Vはより大きく、そしてより洗練されたモデルへと成長してきた。先代と比較すれば、この新型のホイールベースは30mm延長され、キャビンスペースの拡大に貢献する一方で、ボディ全長は先代と同じ数値を保っている。
レーンキープアシスト、前方衝突防止アラーム、アダプティブ・クルーズコントロールといった安全技術はすべてのグレードで標準装備となっている。CR-Vとしては初となるハイブリッドモデルの英国への上陸は年内を予定しており、7人乗りが選択できるようになったのもこの新型からだ。
しかし、現時点で選択可能なエンジンは、ふたつの異なるセッティングを与えられた1.5ℓ4気筒ガソリンターボのみとなる。それぞれ、172ps/22.4kg-mと190ps/24.7kg-mのパワーとトルクを発揮し、前者には6速マニュアルが、後者にはCVTが組み合わされる。マニュアルギアボックスはFFと4WD、いずれのモデルでも選択可能だが、CVTは4WDモデルのみとの組み合わせになる。
人目を引くエクステリアデザインの下には、新型CR-Vをよりダイナミックで、運転が楽しめるモデルとするべく、新たに設計した軽量且つ強固なシャシーが隠されているとホンダでは話している。サスペンションには先代モデル同様、フロントにマクファーソン・ストラット、リアにマルチリンクを採用しているが、こちらも新設計だ。