改良型マツダ・ロードスターRF試乗 新型エンジンの評価は? 幌仕様と乗り比べ
公開 : 2018.08.13 06:40
改良型マツダ・ロードスターRFを試乗レポート。音造り、ATの新制御、新エンジンを評価します。もちろん、1.5ℓの幌仕様のロードスターもテスト、その変化を解説します。写真44枚と一緒にご覧ください。
もくじ
どんなクルマ?
ー RFの改良ポイント
ー 幌仕様の改良ポイント
どんな感じ?
ー 公道試乗 ロードスターRF
ー 6AT 新シフト制御とRFの旨み
ー 幌仕様 僅かな改善で「余裕感」
「買い」か?
ー 本格スポーツカー ライバルは?
スペック
ー 改良型ロードスターRF/ロードスターのスペック
どんなクルマ?
RFの改良ポイント
RF(2ℓ車)を3000rpm辺りで加速させると、「ブォォォッ」っと低い排気音を響かせる。大排気量の高性能エンジンを彷彿させる音質だ。
この音はパンチングパイプが通る消音室を、キルト様に加工された長繊維グラスウールを内包する袋で満たした新型マフラーが生み出している。この音造りが示すように、妙に「体感」にこだわった改良がロードスターらしい。
MCで諸元表に現れた改良のハイライトはRFのパワースペック。最高出力は従来車に対して26psも増加。それだけでも注目に値するが、発生回転数が1000rpmも高まっている。しかも、0.5kg-m増の最大トルクの発生回転数は600rpm低下。豊かなトルクを低回転からレブリミット直前まで維持する特性なのだ。
この性能を実現するためにピストンやクランクシャフトの大幅な軽量化や低摺動抵抗化など、動的主要部を設計変更している。