試乗 フォード・マスタング 2.3ℓ4気筒、ハンドリングが魅力
公開 : 2018.08.14 10:20 更新 : 2018.08.14 10:23
マスタングのエントリーモデルに位置付けられる4気筒バージョンをテストします。エンジンの魅力では、シリンダー数が倍のV8にはかないません。かわりに「残念賞」をあげたくなるくらい、優れたハンドリングにはひきつけるものがあるようです。
もくじ
どんなクルマ?
ー 改良を施されたマスタング
どんな感じ?
ー 内装の質感は相変わらず
ー 迫力は無いが十分な性能のエンジン
ー バランスの取れたハンドリング
「買い」か?
スペック
ー フォード・マスタング2.3エコブーストのスペック
どんなクルマ?
改良を施されたマスタング
「ポニーカー」として無二の存在といえる、フォード・マスタング。そのエントリーモデルとなる4気筒ターボ版の2018年モデルを、ようやく英国で試乗する機会にめぐまれた。
右ハンドル版が英国へはじめて正式導入されたのは2015年のことだが、今年になってスタイリングや装備内容に手直しがくわわり、エンジンやサスペンションにも改良をほどこされたのだ。
また、トランスミッションが2.3ℓ4気筒と5.0ℓV8の両方で10段のATが選べるようになったのもあたらしい。
今回のテスト車は2.3ℓのMTだが、不思議なことに出力/燃費/CO2排出量の数値はいずれも従来モデルより悪くなっている。最高出力でいえば、317psから290psに下がっているのだ。
エンジンもトランスミッションも改良されたのにどうしてと思われるかもしれないし、あるいはお気づきかもしれないが、これはマイナーチェンジ前のマスタングが導入されたあとにヨーロッパの排ガス測定方法が変わったためだ。実質的な性能にほとんど変わりはない。