新型VWポロ 1.6 TDIディーゼルに試乗 燃費良好、ただしガソリン推し
公開 : 2018.08.30 10:10
売り上げの減少が著しいディーゼル車ですが、一部には依然として根強い人気が残っています。そんな中で登場したディーゼル仕様のポロに試乗しました。適度に俊敏な走りを見せ、燃費も良好ですが、総合的に見るとガソリンの方がおすすめです。
もくじ
どんなクルマ?
ー 不人気なディーゼル 一部には根強い人気
どんな感じ?
ー 適度に俊敏 落ち着きのある走り
ー キャビンの出来は素晴らしい
「買い」か?
ー あくまでオススメはガソリンモデル
スペック
ー フォルクスワーゲン・ポロ1.6 TDIのスペック
どんなクルマ?
不人気なディーゼル 一部には根強い人気
フォルクスワーゲンのラインナップの中で、このクルマは少々ニッチな存在と言えるだろう。最近ディーゼルに対して否定的な報道が相次ぎ、このモデルのようなクルマは大衆の選択肢から外れてしまいつつある。英国自動車製造販売協会によれば、今のところ、2018年のディーゼル車の売り上げは昨年の同時期と比べて1/3ほど減少している。
にもかかわらず、依然としてこの小型で手頃で経済的なスーパーミニに魅力を感じるひとびともいる。われわれが思うに、その多くは法人利用の大口購入者だろう。
そしてラインナップの中でも、次の2台は非常に魅力的だ。ガソリンエンジンの選択肢が多くある中で、ポロには1.6ℓ4気筒ディーゼルモデルも存在しているのだ。ベーシックモデルは80psだが、今回は1万9690ポンド(289万円)で95psのSELグレードに試乗した。
このグレードは非常に良心的な設定になっている。8.0インチのディスカバー・ナビゲーション・インフォテインメントシステムやアップル・カープレイ、アンドロイド・オートとの連携、全方位パーキングセンサーやアクティブセーフティ機能が含まれ、しかも税金や燃費といったランニングコストが安いという素晴らしいクルマだ。
フォルクスワーゲンの公式発表では混合サイクルで31.6km/ℓを実現しており、CO2排出量は99g/kmだ。