20年ぶりの新型 スズキ・ジムニー・シエラ初試乗 高いオフロード性能は不変

公開 : 2018.09.25 10:10  更新 : 2018.09.27 19:14

20年間のモデルイヤーを経て、4代目となる新型ジムニーが遂に登場しました。小さなオフローダーとして、チャーミングさと実用性の高さを兼ね備えていると、テスターも評価します。ドイツの山岳路で、ジムニーの普通車モデル、シエラの仕上がりを確かめました。

もくじ

どんなクルマ?
20年ぶりのモデルチェンジ
どんな感じ?
ジムニーらしさは変わらず
ラダーフレームに現代的な装備
オフロード走行へのシリアスさ
「買い」か?
気持ちを掴んで離さない
スペック
スズキ・ジムニー・シエラのスペック

どんなクルマ?

20年ぶりのモデルチェンジ

新しいスズキジムニー/ジムニー・シエラが登場した。コンパクトで控えめな見た目に反する、実力車だ。もっとわたしの気持ちを伝えるために、エクスクラメーションマーク「!」を付けた方が良さそうだ。

新しいスズキ・ジムニーが登場した! この方が良い。

小さなオフローダーとして非常に稀な存在といえるジムニーの、フルモデルチェンジを触れない訳にはいかないだろう。今回のジムニーは、4代目となるが、初代が登場したのは1970年で、11年間販売された。1981年に2代目に置き換わり、17年後、3代目に生まれ変わったのは1998年となる。この年は、フォード・フォーカスが発売された年でもあり、フォーカスは現在既に4代目に進化している。

ただし、3代目が非常に長く製造されていたからといって、時代的な変化もあるから、必ずしも4代目が先代よりも大きく向上したという裏付けにはならないのが自動車。一方で、20年前の設計や技術と、現代とを比較することにも、やや無理があるかもしれない。

例えば、新しいジムニーにはアップル・カープレイが搭載されている。もちろん3代目にはない装備だけれど、iPhone自体、発売されたのは9年前だから当たり前。ほかにも多くの部分で刷新されているが、楽しみを与えてくれていた根幹部分は、馴染み深いもののまま。スズキの掲げる「唯一無二の、小型軽量な4輪駆動モデル」というコンセプトに変わりはないのだ。

ドイツの原野に足を踏み入れてみようじゃないか。

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