試乗 レクサスRC300h マイナーチェンジ 物足りぬパフォーマンス
公開 : 2019.01.16 10:30 更新 : 2019.01.16 11:35
レクサス製の4シーター・クーペがモデル中期のマイナーチェンジを受けました。2ℓターボが落ち、2.5ℓハイブリッドのみとなりましたが、パフォーマンスに大きな変更はなし。スペイン南部、地中海に面したマラガで、その仕上がりを確かめました。
もくじ
どんなクルマ?
ー 3900台に対して77台のRC
どんな感じ?
ー リフレッシュ中心のマイナーチェンジ
ー 乗り味にも大きな変化はなし
「買い」か?
ー ハイブリッドだけでは物足りない
スペック
ー レクサスRC300hのスペック
どんなクルマ?
3900台に対して77台のRC
レクサスから目を引く4シーター・クーペ、RCが登場してから3年が経つが、モデル中期のマイナーチェンジがこの度施された。このレクサスRCの存在感は小さくはないものの、販売台数は決して多くはない。
同クラスのプレミアムクーペを見てみると、ドイツ御三家が80%以上のシェアを占めている。なにしろ、BMW 4シリーズの場合、2018年11月だけでも3900台を販売している中で、レクサスがRCを同時期に販売した数は77台。プレミアムクーペというだけでもニッチモデルなのに、その中でもかなり小さな割合となっている。
一方でスタイリングは特徴的なもので、4シーター・クーペに先進的なハイブリッドシステムが搭載されたモデルは他になく、ユニークな存在ではある。レクサスはハイブリッドを搭載しない、ターボエンジンを採用したRC200tを主力モデルに据えようとしたが、運転する楽しさという点で及ばず、今回のマイナーチェンジを機に廃止されることになった。結果、このハイブリッドを搭載したRC300hの一択となり、新しく3種類のグレードが用意されている。
どのようなアップデートを受けたのか、詳しく見ていこう。