フォルクスワーゲン・ポロTSI Rライン 国内試乗 「ちょうどよさ」評価
公開 : 2019.03.01 18:40
フォルクスワーゲン・ポロTSI Rラインの国内試乗記です。1ℓユニットを搭載するTSIハイライン、2ℓエンジンを搭載したGTIのあいだに加わるかたちでデビュー。味付けもスペックも「ちょうどよさ」が評価されています。
もくじ
どんなクルマ?
ー 1ℓと2ℓのあいだに
ー 鍛えすぎると日常がツライ
どんな感じ?
ー あの名車を思い出す
ー 走りと日常を繋ぐバランス感覚
「買い」か?
ー やっぱり次男坊がちょうどいい
スペック
ー フォルクスワーゲン・ポロTSI Rラインのスペック
どんなクルマ?
1ℓと2ℓのあいだに
現行の6代目フォルクスワーゲン・ポロは昨年春に1ℓユニットを搭載するTSIハイラインで本邦デビューを果たし、夏には2ℓエンジンを搭載したGTIが登場している。
ベーシックモデルと最上級のスポーティモデルが揃ったわけだが、この2台を「帯に短しタスキに長し」と感じていたひともいるはず。
今回デビューしたTSI Rラインはまさにこれまでの兄弟の中間に位置する次男坊グレードといえそうだ。
ポロTSI Rラインは排気量的にも1ℓと2ℓのちょうど中間となる1.5ℓ。この4気筒ターボは1.5TSIエボと呼ばれる本邦初登場の新型で、最高出力はTSIハイライン(95ps)とGTI(200ps)の中間となる150psを発揮。
ベースはフォルクスワーゲンの1~1.4ℓまで幅広く支えているEA211ユニットだが、気筒休止システムやコモンレール直噴といった最新のテクノロジーを詰め込んだことでエボのサブネームを獲得している。
一方、Rラインのネーミングで想像がつくようにポロTSI Rラインはスポーティなグレードであり、これは先代ポロで言うところのブルーGTに相当する。ブルーGTはエコに気を使いつつ、シレッと速かった。
Rラインパッケージの外装は、フロントのリップとリアのスポイラー、サイドスカート、専用17インチホイールによって品良くまとめられている。