新型ボルボV60クロスカントリー 英国で試乗 才色兼備なステーションワゴン

公開 : 2019.03.19 10:45  更新 : 2019.03.19 10:45

新しいボルボV60クロスカントリーのディーゼル版、D4が英国に上陸。大きなタイヤからの細かな振動は気になるものの、舗装路でも不足のない走りを獲得しているようです。

もくじ

どんなクルマ?
英国にはディーゼルのD4から
どんな感じ?
気になるタイヤからの細かな振動
優雅とさえ感じるスムーズな走り
エンジン音がマイナスながら説得力は高い
「買い」か?
才色兼備なステーションワゴン
スペック
ボルボV60クロスカントリー D4 AWDのスペック

どんなクルマ?

英国にはディーゼルのD4から

前回、最新のボルボV60クロスカントリーに試乗したのは、真冬のスウェーデンで、しかも北極圏が目前に迫るラップランドだった。もちろん、地球上では決して温暖な地域には含まれない。1月の下旬だったから、一面の銀世界に広がる路面は凍結していた。最低気温は氷点下30度。ニューモデルを妥当なスピードで走らせるのに、理想的な環境とはいい難かった。

少なくとも、印象的なまでに快適で洗練された、ファミリー層向けのステーションワゴンだということは過酷な環境でも理解できた。しかし、車高をリフトアップされたボルボが、一般道ではどのように振る舞うのか、明確に知ることはできなかった。それを英国で確かめる時が遂にやってきた。季節は2月だが、幸運なことに季節外れに温かい。場所は英国の東の端に位置する、サフォークを選んだ。

予め触れておきたいのは、1月に深遠なスウェーデンで試乗したV60クロスカントリーとは、今回の試乗車は若干異なるということ。前回のクルマはガソリンエンジンを搭載したT5と呼ばれるものだったが、今回はディーゼルエンジンを搭載するD4。価格は3万8270ポンド(543万円)となる。V60クロスカントリーの場合、英国で選択できるのは当面の間はこのD4のみとなる。T5も追って導入予定だという。ちなみに日本の場合は、ガソリンエンジン仕様が導入予定となっている。

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