試乗 BMW X7 xドライブ30d 英国で評価 インテリアは上質 X5に近い組成
公開 : 2019.04.24 10:10
BMWブランドのSUVの中では頂点に位置する、BMW最大のX7シリーズが遂に英国へも上陸しました。BMWに期待する走りが得られているのか、英国では人気グレードとなる見込みの30dのMスポーツを評価しました。
もくじ
どんなクルマ?
ー 中国や中東向けのBMW最大モデル
ー X5同様のクラスター・アーキテクチャを採用
どんな感じ?
ー 良好な視界でサイズも気になりにくい
ー 悪路走破性はレンジローバー級?
「買い」か?
ー フラッグシップとして少し物足りない内面
スペック
ー BMW X7 xドライブ30d Mスポーツのスペック
どんなクルマ?
中国や中東向けのBMW最大モデル
何度かBMW X7についてはAUTOCARでも取り上げているから、アピアランスの意見に関しては、熱心な読者ならある程度の意見を既にお持ちだろう。英国だけでなく日本でも、実際の暮らしで求められる以上に大きなサイズを持っていることもご存知だと思う。米国だけでなく、中国や中東などの富裕層に響くようにデザインされたモデルだからだ。
また、X7が主要マーケットとしている典型的なドライバーは、欧州のドライバーとは異なる趣向を持っているということもお感じではないだろうか。しかし、餅は餅屋という言葉もある。BMW製のX7は、単なる大きなSUVというわけではなさそうだ。
X7はBMWのラグジュアリーモデル・ラインナップの中でも最新のクルマ。既に小さくはないX5よりも、かなりボディサイズは大きくなっているものの、X7はオフロード走行も得意だとBMWは主張したい様子。ちなみに全長は5.2mで全幅は2.0m、全高は1.8mとなっており、BMW製のクルマとしては、最大のモデルとなっている。
実は筆者はあまりX7のエクステリアデザインが気に入っていないから、X7に乗り込めば外観を目にしなくて済むのがありがたい。BMWのフラグシップとして、これだけのモデルをデザインすることは、チャレンジングなことだったろうとは思うけれど。