初試乗 2019年版 ジープ・レネゲード・ロンジチュード マイナーチェンジ

公開 : 2019.05.01 14:14

ポップなエクステリアデザインが特徴のジープ・レネゲードにダウンサイジングされた3気筒エンジンが搭載されました。ゴールデンウィークのお出かけにもピッタリのコンパクト・クロスオーバー。新設定のエンジンはグレードの中でのスイートスポットになりえるのか、英国の道で確認しました。

もくじ

どんなクルマ?
ラングラーの10倍売れるレネゲード
どんな感じ?
見晴らしの良い車内と安楽な運転感覚
新登場の3気筒1.0ℓユニット
4WDを選択できるのはトップグレードのみ
「買い」か?
ファッションとして楽しむクルマ
スペック
ジープ・レネゲード1.0 GSEロンジチュードのスペック

どんなクルマ?

ラングラーの10倍売れるレネゲード

欧州ではランドローバーよりもジープの方が多く売れているという事実。英国生まれか米国生まれか、ということは関係ないようだ。そんなジープ製の小柄なクロスオーバー・ハッチバックがレネゲード。フィアット500Xと同じプラットフォーム上に構成されている。ジープ・ラングラーが1台売れる時間で、レネゲードは10台を売りさばいているというから、素晴らしい企画力だといえる。

そんな人気者のレネゲードが誕生して数年が経ち、ライフスパンも中頃になったところで、この度マイナーチェンジを受けた。上級グレードにはシャープな光を放つLEDヘッドライトが採用されたほか、ラングラーとの血縁を感じさせるデザインのフロントバンパーに改められている。

インテリアも全体的にリフレッシュされており、ジープによれば収納スペースも改善しているという。エントリーグレード以上では、Uコネクト・インフォテインメント・システムのタッチモニターのサイズが、5インチから8.5インチに大きくなっている点も見逃せない。

加えてメカニカルな部分でも大きな変更を受けている。エントリーグレードのフロントに搭載されるガソリンエンジンは、3気筒1.0ℓターボユニットに置き換わった。ファイアフライ(蛍)と呼ばれるエンジンで、フィアットのグローバル・スモールエンジンとして認知されているもの。

今回はこの1.0ℓの前輪駆動モデル、ロンジチュード・グレードの試乗となった。

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