日本試乗 M・ベンツAクラス新型 気になる最新ディーゼル/価格を評価
公開 : 2019.06.07 06:40 更新 : 2019.06.23 19:54
ベンツの新型Aクラス・ディーゼル車を試乗レポート。都市部で試した「A200d」。やっぱり気になるのは、大がかりな排ガス処理システム。写真35枚。
もくじ
どんなクルマ?
ー Euro 6d適合ディーゼル 日本に
ー コレがA200dの排ガス処理
どんな感じ?
ー 最新ディーゼル 静粛性は?
ー A180/A200d ホイールサイズの話
「買い」か?
ー 予算は440万円~?
スペック
ー A200dのスペック
どんなクルマ?
Euro 6d適合ディーゼル 日本に
昨2018年末に日本での納車がスタートした4代目Aクラス。これまでは1.3ℓガソリンターボ搭載のA180のみのラインナップだったが、日本法人によると「5月時点で累計販売は5000台を超えて、現時点では生産が追いついていない状態。しかも、購入者の半分以上が他ブランドからの乗り替え」というエントリーモデルとしては想定以上の好調ぶりという。
そんなAクラスに新たに追加されるA200dは、Aクラスとしては……というか、横置きエンジンのメルセデスとしては日本で初めて導入されるディーゼルとなる。そのOM654q型エンジンは日本でも発売済みのE220dやC220dと同系列の最新世代2.0ℓ4気筒ディーゼルターボである。ただ、その車名数字からもお分かりのように、EやCよりは出力・トルクは1段階控えめのチューンだ。
A200dにおける最大の技術的ハイライトは、ヨーロッパで2020年に施行予定の次期排ガス規制 “ユーロ6d” に現時点で適合する数少ない市販ディーゼルということだ。
現行規制は2017年からの過渡的な “ユーロ6d-TEMP” だが、2020年以降の正式なユーロ6d規制では、RDE(リアルドライビングエミッション=実路走行試験)でのNOx排出が大幅に削減されるのが特徴である。