英国試乗 アウディSQ5 SUVに合ったディーゼルエンジン
公開 : 2019.06.18 10:10
S6やS7と同様、ディーゼルターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたSQ5に試乗しました。トルクフルでサウンドも良好なパワートレインはこのクルマのキャラクターに合っていると評価されています。それでいて12km/ℓ超の燃費が魅力です。
もくじ
どんなクルマ?
ー S6やS7と同じディーゼルユニット
どんな感じ?
ー ふたつのグレードを設定
ー トルクやサウンドが魅力
「買い」か?
ー サルーンより受け入れやすい
スペック
ー アウディSQ5のスペック
どんなクルマ?
S6やS7と同じディーゼルユニット
アウディは中級スポーティモデルにマイルドハイブリッドのディーゼルV6を搭載するという変革を行なった。これはSQ5にも適用され、今後数ヶ月のうちにショールームに並ぶだろう。
S6やS7スポーツバックと同様、このスポーティなソフトローダーは新開発の3.0ℓV6ディーゼルと48Vインテグレーテッド・スターター・ジェネレーターを搭載する。このシステムは低回転域では電動スーパーチャージャーがターボのプロペラを回すことでターボラグを低減している。
パワートレイン全体の出力は3850rpmでサルーンよりわずかに低い347psとなるが、トルクは同じ71.3kg-mを2500rpmから3100rpmで発生する。パフォーマンスはS6やS7と遜色なく、0-100km/h加速は5.1秒、最高速度はリミッターにより250km/hに制限される。
WLTPサイクルによる燃費は12.2km/ℓとなり、これまでの3.0TFSIを上回るばかりかメルセデス-AMG GLC43 4マティックよりも3km/ℓ以上優れている。アウディはこのクルマを効率性や長い航続距離を重視しつつ、ディーゼルを敬遠しな顧客へと売り込む方針だ。