【詳細データテスト】 ジャガーFタイプ V8の延命は大歓迎 FRならなおよし
公開 : 2020.05.09 11:50 更新 : 2021.02.19 04:33
ルックスに大きく手を入れたジャガーFタイプの最上位機種をテスト。生産の先行きが不透明なAJ−V8は相変わらずみごとなエンジンで、乗り心地も上々。しかし、刷新したシャシーや駆動系の制御はやや熟成不足でした。
もくじ
ーはじめに
ー意匠と技術 ★★★★★★★★★☆
ー内装 ★★★★★★★★☆☆
ー走り ★★★★★★★★★☆
ー使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆
ー操舵/快適性 ★★★★★★★★☆☆
ー購入と維持 ★★★★★★★★☆☆
ースペック
ー結論 ★★★★★★★★☆☆
はじめに
ジャガーは新たなデザインディレクターにジュリアン・トムソンを据え、デザインの刷新に乗り出した。今回のテスト対象であるFタイプの改良版がよりシャープになっているのを目にすれば、彼らの判断が正しかったと思える。
長年にわたりデザイン部門を率いてきた前任者のイアン・カラムが、その座を離れたのは2019年6月。デザインに要する時間を考えると、それよりずっと前にこの改良モデルは承認されていたと思われる。
いずれにせよ、見ればわかるように、このオールアルミのシャシーを持つフロントエンジンの英国製スポーツカーは、これまでで一番のルックスを得た。このマイナーチェンジでは、それと同時にハンドリングや使い勝手の改善も同じくらい明らかに効果を上げているのだろうか。