ランボルギーニ・ウルスにハイブリッド・モデルを考慮中
公開 : 2015.12.18 22:10 更新 : 2017.06.01 01:40
2018年に登場する予定のランボルギーニのSUVモデル、ウルスにハイブリッド・モデルを追加するかどうか検討していると、CEOのステファン・ヴィンケルマンは語った。
2018年のデビューではV8ツインターボのガソリン・エンジンを搭載して登場する予定だが、その後、プラグイン・ハイブリッドを搭載することを考慮しているのだという。
ランボルギーニのR&Dの責任者であるマウリッチオ・レッジャーニは、「スポーツカーにハイブリッドを搭載するのは大きな挑戦だ。200kgほど重さのあるバッテリーをスーパースポーツに搭載するとしたら、重量バランスが崩れてしまって、そのクルマ本来のDNAが失われてしまうからだ。ただ、ウルスは大きな荷物のためのコンパートメントがあり、その部分にバランスよくバッテリーを積むことができる。そのため、シャシーを再開発する必要はなくなる。」とコメントしている。
「100g/kmというCO2排出量を達成するために、スーパースポーツに200kgのバッテリーを積むためには、増えた重量をカバーするだけのマテリアル、例えばチタン、マグネシウム、カーボンファイバーなどの投入が必要だ。重量をそのままに、例えば、モーターのみで50kmの航続距離を持つモデルを作ろうとするのであれば、価格も£1,000,000(1億8000万円)程度となってしまう。それを顧客にそのまま請求することはできない。」としている。
ただし、ヴィンケルマンは、このウルス・ハイブリッドについて、まだ最終的な決定はされていないとコメントしている。