ボルボへの影響は? 親会社のジーリーが欧州で新ブランド立ち上げ
公開 : 2016.10.06 04:50 更新 : 2017.06.01 00:35
中国の自動車メーカーのジーリーが、Lynk&Coという新ブランドを、10月20日に欧州で立ち上げる。
ボルボ、ロンドン・タクシー・カンパニーを参加におさめるジーリーは、Lynk&Coのファースト・プロダクションと思われるティーザーを公開した。
そのモデルはSUVと考えられ、以前われわれがキャッチした写真がその開発車両のようだ。このモデルはカーシェアリング事業の一部を担うと思われる。
ボルボのアラン・フィッサー上級副社長は公式リリースのなかで、「ジーリーの新ブランドは世界中のモビリティという概念を覆すものだ」と語り、それが従来のカーメーカーと一線を画していることを仄めかしている。
Lynk&Coのファースト・プロダクション
Lynk&Coのファースト・モデルは、これまでキャッチされた写真より、ボルボのモデルと関連性が高いことが分かっている。ジーリーは、コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ(CMA)という新プラットフォームをボルボと協業で開発しており、このアーキテクチャは来年初頭に登場するボルボXC40とLynk&CoのSUVに採用される。
写真の開発車両は偽装を施されているが、ボルボの元デザイナーであるピーター・ホルベリーの作であることが分かっており、ヨーロピアン・ルックを与えられている。なお、彼は現在ジーリーのデザイン部門の上級副社長を任せられている。
なおLynk&CoのSUVは、3気筒ターボ・ユニットをパワートレインのひとつとして考えている。これはボルボと共同開発を行ったもので、両ブランドで使用することが分かっている。
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