ニュル最速ラップに挑む、エレメンタルRP1に新パッケージ

公開 : 2016.12.26 04:50  更新 : 2017.06.01 00:32

英国製2シーター・オープンモデルのエレメンタルRP1が、プロダクションカ―としてのニュルブルクリンク最速ラップ更新をもくろんでいることが分かった。これは、1000kgものダウンフォースを発生する新型エアロパッケージを開発したことによるものだ。

記録更新は、ラディカルSR8LMよりも速く周回すること、すなわち6分48秒(2009年)を切ることを意味する。

マクラーレンF1チームのメンバーが関与

エアロダイナミクスの専門家であるマーク・テイラーは、かつてマクラーレンF1チームに籍を置いた逸材だ。London Computational Solutionsを設立し、マネージング・ディレクターを務めるその彼が、RP1の空力部門ディレクターであるマーク・ファウラーと共同開発を進めた。

「ニュルブルクリンクは、自分たちが成し遂げたことを試すのに最高の舞台です。RP1は、どんなモデルよりもダウンフォースを発生し、車重でも負けません」

「1000kgというダウンフォースは正気の沙汰ではないと思われるでしょう。しかし、実際には非常に安定したパッケージなのです。さらに付け加えるなら、ドライバー周辺の空気の流れを整えることで、さらにダウンフォースの改善を見込めます」

1200kgのダウンフォースも可能

テイラーの話では元々400kgであったRP1のダウンフォースが、今回のエアロパッケージで1000kgになる。しかし彼は、最終的に当初の3倍となる1200kgも不可能ではないと考えている。

エレメンタルRP1の顧客向け販売は、今月初旬に1台目のデリバリーが行われた。スペックは最高出力324ps、最大トルク45.9kg-mとされ、0-97km/h加速は2.8秒と言われている。


▶ 海外初試乗 / エレメンタルRP1
▶ 海外ニュース / エレメンタルRP1
▶ 海外初試乗 / アリエル・アトム3.5
▶ 海外初試乗 / ゼノスE10 S
▶ 海外初試乗 / ゼノスE10
▶ 海外初試乗 / ケータハム・セブン620R

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事