2018年デビューの7シーターSUV、BMW X7にはラグジュアリーを極めたバージョンも
公開 : 2017.01.18 04:50 更新 : 2017.06.01 00:31
BMW最大のSUVとなるX7は、アメリカおよび中国市場に焦点を絞ったモデルだが、イギリスを含めヨーロッパでの販売も行う。デビューは来年、2018年の予定だ。
2018年の登場が予定されているBMWの大型SUV、X7は現在ウインター・テストの真っ最中だ。今回、以前見られたよりもカモフラージュの少ない姿を見ることができた。
メルセデス・ベンツGLSとレンジローバーのライバルとなるモデルで、スクエアなキャビンとフラットなフロント・エンドなど、典型的なSUVスタイルが特徴でもある。カモフラージュされているが、お馴染みのキドニー・グリルや、デイタイム・ランニング・ライトなど、最近のBMWに共通するデザイン要素が採り入れられている。
7シーターのX7の主な市場は、アメリカおよび中国になるが、BMWのセールス&マーケティングの責任者、イアン・ロバートソンは昨年、このX7がヨーロッパやイギリスでも販売されることを確約している。
ニューヨーク・モーターショーでロバートソンは、「通常のメインストリームとなるモデルとは別に、ラグジュアリーを極めたバージョンも用意することになる。従って、その価格については、どのぐらいになるかは現時点では話できない。しかし、このX7が7シリーズのすべてのテクノロジーとラグジュアリーを兼ね備えるモデルであると考えれば、自ずとその価格については想像ができるだろう。」と語っていた。
以前、X7はX5をベースにホイールベースを延長したシャシーが与えられると報告したが、ロバートソンは多くのパーツはこのX7専用のものになるとも語っていた。
「X5とX7を並べると、ホイールベースを含めその違いは少ないように思えるかもしれない。しかし、X5のシャシーを伸ばしたものではなく、完全に新しいパネル・セルを使用している。」
どのエンジンがX7に搭載されるかは未確定だが、30d、40d、50dには3.0ℓ直6ディーゼルが、xDrive 50iには4.4ℓV8ガソリンが搭載されると予想される。ロバートソンも、X5やX6から多くのエンジンが流用されるとしている。また、ハイブリッド・モデルが設定されるのもほぼ間違いないと見て良いようだ。
X7はアメリカのスパルタンバーグ工場で製造がされる。主な市場はアメリカと中国で、この2国ではレンジローバーというよりも、キャデラック・エクカラードやリンカーン・ナビゲーターがライバルとなろう。
開発は2015年から始まっているものの、そして2017年の終わりに公開されて、2018年から販売が開始されるというスケジュールに変更はないようだ。
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