第4のレンジローバー、ヴェラールを3月1日に発表 ライバルはマカン、X6
公開 : 2017.02.22 18:43 更新 : 2021.04.13 18:05
ランドローバーは、ジュネーブ・モーターショーの直前となる3月1日に、新しいSUVモデル、レンジローバー・ヴェラールを公開する予定だが、それを前に写真が公開された。
イヴォークとスポーツの間を埋めるモデル
レンジローバー・ヴェラールは、レンジローバー・ファミリー第4のモデルで、ポジショニング的にはエントリー・モデルのイヴォークとスポーツの間となるモデル。また、新しいインテリア・デザイン言語が使用されているのが特徴。
従って価格も、£40,000(570万円)台のイヴォークと、£80,000(1,140万円)台のスポーツの間に位置する。この価格帯にはポルシェ・マカンやBMW X6といったライバルが存在する。
レンジローバーらしいスタイリングとも言えるが、シンプルですっきりとしたデザインに仕上がっているのが特徴。他のモデルのリア部分が角ばっているのに対し、このヴェラールはシンプルでストレートな繋がりで、スポーティなシルエットを作る。特に、クーペの様なデザインに仕上がっているのが特徴と言える。
また、パノラマ・ルーフを備え、風通しの良いキャビンと、最新のインフォテインメント・システムが装備される。
ランドローバーのチーフ・デザイン・オフィサーであるジェリー・マクガバンは「当社では、ヴェラールをアバンギャルドなレンジローバーと位置付けている。なぜならば、Glamour(魅惑)、Modernity(近代的)、Elegance(優雅さ)という新しい要素を、レンジローバー・ブランドにもたらすからだ。レンジローバー・ヴェラールがすべてを一変することだろう。」とコメントしている。
あらゆる場面や地形に対応するヴェラールは、独自の持続可能なマテリアルと高度なエンジニアリングを採用するなど、引き続き、ランドローバーが掲げる “Above and Beyond” 精神を具現化している。
ジャガーi-PACEと同じIQプラットフォームを使用
ベースとなるのはJLRのIQプラットフォームで、ジャガーi-PACEとは兄弟車となる。生産はソリハル工場で、レンジローバー・スポーツやジャガーF-PACEと共に生産される。
当初はフォードに由来するV6が搭載されるが、後に新しいインジニウム直列6気筒ガソリンおよびディーゼルに変更される予定だ。また300psの2ℓ4気筒インジニウム・プラグイン・ハイブリッドも計画される。
ヴェラールのネーミングは、1960年代後期に秘密のレンジローバー・プロトタイプ・プロジェクトに使われた名前で、それを復活させたもの。因みにそのネーミングは、イタリア語でヴェール、あるいはカバーを意味する。
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