ノルウェーの決断 ガソリンとディーゼル車、2025年までに段階的廃止へ
公開 : 2017.02.28 13:44 更新 : 2017.06.01 00:28
ノルウェー政府の狙いは、「汚染者負担の原則」にのっとった、ゼロ・エミッションおよび低排出ガス・モデルへの移行。
ノルウェーで “サステナブルな移動手段” について情報発信するサイトにこんな記事が掲載された。新車販売の100%が、ゼロ・エミッションおよび低排出ガス・モデルとなるよう目指す政策は、「実行可能な正しき手段」だと政府が見解を示したという。
この記事によれば、グリーンタックス・システムを強化することで、化石燃料を使う車両よりもクリーンな移動手段を選ぶ人は増えるが、この政策がガソリンやディーゼル車を禁止することはないということだ。
EVは、有料道路が無料、バスレーンの走行可
ノルウェーでは、EVのリースがすでに免税対象であり、エレクトリックカーはバスレーンの走行が許されている。くわえて、有料道路やフェリーまで無料という待遇だ。言い方をかえれば、化石燃料のクルマは、CO2およびNOXの排出量に応じて、課金されることになる。
ノルウェー、自動車の22%がすでにEV
この国においては、2015年の時点で、エレクトリックカーがマーケットの22%を占めている。そして今後3年以内に30%まで拡大される見込みだ。これは、25万台のEVがノルウェーを走ることを意味している。
なお、欧州の「輸送用クリーンパワー総合対策」では、EV10台につき、充電ポイントを1基を用意するよう推奨している。