フォード・フィエスタSTの実車がジュネーブで公開 3気筒なのに気筒休止あり
公開 : 2017.03.08 17:36 更新 : 2017.06.01 00:27
フォード・フィエスタSTの実車がジュネーブ・モーターショーで披露された。200psを発揮する1.5ℓ3気筒ユニットを搭載している。
フィエスタのトップ・エンド・モデル
現行フィエスタのトップ・モデルにあたるST200の後継モデル、フィエスタSTが公式にデビューした。
この新しいSTは0-100km/h加速が6.7秒というパフォーマンスを持つ。これは、旧型ST200よりも0.2秒速いタイムだ。
フォード・フィエスタは英国では常に注目のスーパーミニだ。英国では自動車セールスのトップを8年間続けている。
「次世代のフィエスタSTは、フォードGTやフォーカスRSに搭載される最新技術が移植される」とフォード・パフォーマンスの責任者、デイブ・パトリックは語っていた。
3気筒初のシリンダー・ストップ
エンジンは、200psを発揮する1.5ℓ3気筒エコスポーツ。トルクは29.6kg-mという値だ。メーカーによれば、新しいターボチャージャーはブースト圧を上げるとともに、タイムラグを少なくするために再設計されている。
また、3気筒としては初めてのシリンダー・ストップ機構を持つ。これは状況に応じて1つのシリンダーをストップするもので、燃費の改善に繋がるものだ。
エンジン、ステアリング、スタビリティ・コントロールを制御する3つのドライブ・モードを持つ。ノーマル、スポーツ、トラックの3つで、デフォルトはノーマルだ。スポーツ・モードでは、エンジン・マッピングとスロットル・ペダル・レスポンス、ステアリングのフィードバックが向上する。更に、よりそのエグゾースト・サウンとエンジン・サウンドが大きくなる。