日立の名も急浮上 ポルシェ・ミッションEは複数モデルを開発中
公開 : 2017.03.14 10:06 更新 : 2017.12.14 12:31
登場が待たれるポルシェ・ミッションEであるが、出力の異なる複数のモデルが発売されるようだ。開発作業には日本企業の名も……。
完全なエレクトリック・ポルシェとしてデビューすることになるポルシェ・ミッションEであるが、このモデルは最新鋭のOTA環境が与えられるようだ。つまり、パワートレインのプログラム・アップデートや自動運転機能の更新を、ワイヤレス通信で進められるのだ。
たった15分の充電で500km走行
ジュネーブ・モーターショーでオリバー・ブルーメがAUTOCARに語ったところによれば、ミッションEはパナメーラのひとつ下のセグメントを任される新型4シーターEVという位置づけで、その航続可能距離は500kmにのぼるという。しかし、充電に要する時間はたった15分ということだ。
また、各プログラムのアップデート操作はワイヤレスで行うことができ、例えば最高出力400psのモデルを450psに更新することも可能になっている。
開発業者のなかには日立も?
以前発表されたミッションEコンセプトには800Vの充電システムが搭載されていた。ポルシェは、これを継続採用したいと考えている。
詳細は不明だが、充電システムの開発には日本の日立も関与しているという噂がある。ブルーメは15分で80%の充電ができるバッテーリの供給こそ、大きなキーになると、ジュネーブでは話していた。
また、ミッションEはレベル4の自動運転に対応することを彼は明かしたが、それは、決して長距離の自動運転を目指すものではないと話している。