オークションで高額落札されたクルマ、トップ5 メルセデスはW196が入選
公開 : 2017.03.26 15:00 更新 : 2017.06.01 00:26
多くのかたにご覧いただいている、AUTOCAR JAPANの「オークション・リザルト」。高額モデルが目立ちます。なかでも高い価格で落札されたものは? トップ5です。あまりの高額に立ちくらみ注意。
5位:フェラーリ275 GTB/4 S NARTスパイダー $27,500,000(30億6,154万円)
NARTは「The North American Racing Team」の略。50年代〜50年代にかけて、アメリカのマーケットにおける地位向上を目指した。
NARTスパイダーは特別モデルで10台しか作られていない。スティーブ・マックィーンが所有したというヒストリーも価値を高めている。
ちなみにスティーブ・マックィーンは、「トーマス・クラウン・アフェアー(原題: The Thomas Crown Affair)」でもこのクルマを駆った。
4位:フェラーリ290 MM $28,050,000(31億2,277万円)
上位に食い込む理由は、レースのヒストリーと関連性が高い。この靴魔は1956年のミッレミリアのために作られ、ファン・マヌエル・ファンジオがステアリングを握った。
ファン・マヌエル・ファンジオという名前は、今やクルマの価値を高める「魔法のことば」になりつつある。
3台しか製作されず、むろん、この個体はミッレミリアで好成績を残している。
3位:メルセデス・ベンツW196 $29,600,000(32億9,533万円)
上位12台のうち、たった1台のメルセデス・ベンツ。こちらもファン・マヌエル・ファンジオがドライブし
ドイツとスイスのグランプリを制した。
2013年のオークションの時点で「過去最大の価格」と言われた個体である。
2位:フェラーリ335スポーツ・スカリエッティ $35,700,000(39億7,444万円)
1957年式のこのクルマについたのは2016年のこと。この際も「過去最大の価格」を更新したのだった。
オークションに出品される前は40年にわたりプライベート・コレクターが所有していた。
注目を集めるのは、ピーター・コリンズとモーリス・トランティニアンが1957年のセブリング12時間レースを戦ったといのも大きい。
その後ヴォルフガング・フォン・トリップスがミッレミリアのも出場している。