意外なものが素材に使われた変わり種のボディ&シャシー、ベスト10(第4位〜第1位、そして番外編)

公開 : 2017.05.28 00:10  更新 : 2017.06.01 00:19

スチールやアルミニウムだけがクルマの構造体の材料ではありません。最新のカーボンファイバーはもちろんのこと、かつては様々な素材がクルマのボディに使われていました。えっ、と思うような材質もあったのです。

第4位 アスベスト

ベッドフォードにあるチャールズ・ネグスは1921年に、アスベスト(石綿)繊維でできた奇妙な卵型のボディをキャデラックに載せた。振動音を防止することと、スチール・ボディに比べてより安く、より簡単に製造できるメリットもあるという発想からだ。その10年後には、ロンドンのラミノイド社はサルーン・ボディのクルマを披露した。アスベスト繊維を用いたパネルを中心に、車体の両サイドの布を貼り、それらを木製のフレームに接着するという構造だった。つなぎ目を埋めた後に、表面はセルロース被膜処理された。加工が単純で、安価で、振動音が抑えられるという点ではメリットが多かった。 

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